2010年6月議会第4号議案「選挙公営」賛成討論

2011年7月29日 21時35分 | カテゴリー: 討論

 選挙に必要なポスター作成費、選挙カーのレンタル代、ハイヤー利用の費用、選挙カーのガソリン代を公費で負担することの必要性と意味は認めるところです。しかし政令に則して条例で定められている公営費の上限額は、あまりにも実勢価格とかけ離れており、1999年の統一地方選後、多くの自治体で市長提案、議員提案により上限額の引き下げの条例改正がおこなわれました。特に現在の社会経済情勢を考えますと、適正な税金の使い方という視点からも、次回の統一地方選挙までに、どの自治体においても早急に対応すべき行政改革のひとつであると考えます。
 そういう点から今回、選挙公営の上限引き下げの条例改正案を議員提案で提出するということは大変意欲的かつ意義あることです。
 提案の内容をみますと、実勢価格からかなりかけ離れたポスター作成費のデザイン料の部分が実態に近い額に引き下げられ、またガソリン代においても1日50リッターは走れることになってしまっている現在の上限額を適正な積算根拠と思われる額に半減の改正案となっており、市民へも説明できるものです。
 しかし質疑でもお聞きしましたが、例えば選挙期間中以外の選挙カーのレンタル代は私費分として公費請求できないといった、公費分と私費分の厳密な区分については「選挙資金収支報告書」に記載する必要がないので、あいまいになる恐れがあります。こうした今回の条例改正では担保できないことについては、市民からの情報公開請求に対応できる独自の報告書の義務づけなど、運用の部分で対応する必要があります。これについては選挙管理委員会に期待することとしまして、今回の条例改正案には賛成するものです。